1: 小豆大福 2017/09/09(土) 17:00:46.95 ID:CAP_USER9.net
16、17の両日に行われる大阪府岸和田市の「岸和田だんじり祭」。
高さ約4メートル、重さ約4トンの各町のだんじりが城下町を疾走する勇壮さで知られるが、
粘着テープを地面に貼る地元見物客の「場所取り」も祭りに劣らず激しいのは有名な話だ。

通行人が道路標識と勘違いする危険性があるなどとして、
主催者がテープを取り除いても、すぐに貼り直される。
一向にマナーが改善されない状況に業を煮やした府警岸和田署は
今年、初めて除去作業に加わり、指導に乗り出した。

■「取っても、取っても…」

「とるな」「しばく」-。
祭りのメーンエリア約300メートルにわたって場所取りのために貼られた粘着テープに書かれた文字だ。

8月28日、祭りの運営関係者や岸和田署、市観光課の職員ら約30人が集まって行われた現場確認。
いたる場所で同様のテープが確認でき、関係者は「取っても取っても貼っていかれる」と深いため息をついた。

路上には剥がしにくいように名刺大に切られたテープが歩道やガードレールに張られ、
一枚一枚に町の名前などがペンで書き込まれている。
中には「去年からとってるのでとらないで」と書かれたものもあった。

結局、この日はそのまま除去作業が始まり、約2時間で45リットルのポリ袋4袋分のテープを剥がし終えた。

ところが、こうして場所取りのテープを取り除いてもすぐにまた貼られる-の繰り返しで、
「まさにいたちごっこだ」と関係者は困惑。
市役所付近でも場所取りは横行しており、敷地内は市職員が不定期に巡回しては除去しているが、
敷地外では作業が追いつかないのが実情だ。

過去には、ガードレールなどに結束バンドや
自転車の盗難防止用ダイヤル式ロックチェーンで場所取りの看板をかけたり、
確保したその場で当日に祭りを見物しながら焼き肉をして、
使ったコンロをそのままシートに包んで放置したりするケースもあったという。

主催者がこれまで毎年、自主的に除去していたが、改善の兆しがみられず、
ますますエスカレートしていく現状に、岸和田署が「見過ごせない」として昨年から主催者側に対応を要請。
今年はさらに本格的に対処しようと、初めて主催者や市とともに除去作業に参加するようになった。

■道路標識と間違える恐れ

道路法では、正当な理由などがないのに「道路を損傷、汚損すること」を禁じている。
具体的には、道路を掘削したり、道路上にペイントしたりするほか、道路にごみなどを捨てる行為を指し、
同署は祭りの場所取りも法律に抵触する可能性があると指摘。

「テープを貼ると、通行人が道路標識と見間違えたりする危険がある。
 さらに雨が降れば、すべって転ぶ危険も発生する」と警鐘を鳴らす。

市観光課の担当者も
「伝統と文化のあるすばらしい祭りだけに、次世代にいい形で残していってほしい」と
町の品格とマナー向上を呼びかけている。

写真:除去した後にすぐに貼られていた場所取りの粘着テープ
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写真:歩道の縁石などに貼られた粘着テープには「とるな」の文字が…
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写真:歩道の縁石などに貼られた粘着テープに「しばく」の文字
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以下ソース:産経west 2017.9.9 12:15
http://www.sankei.com/west/news/170909/wst1709090032-n1.html

引用元: ・【大阪】岸和田だんじり祭、場所取りアカン 粘着テープに「とるな」「しばく」 警察も除去・指導に乗り出す

【【悲報】大阪・岸和田だんじり祭、場所取りアカン 粘着テープに「とるな」「しばく」 画像あり】の続きを読む