1: 小豆大福 2017/10/25(水) 08:06:35.78 ID:CAP_USER9.net
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銀行のカードローン貸出残高が2017年3月末時点で5兆4377億円となり、最近5年間で1.6倍に急伸している。
銀行のカードローンは無担保で使い道が自由であるため、「多重債務の温床」と風当たりが強まり、金融庁は対応を強化せざるを得なくなった。
9月20日、金融庁は三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクに立ち入り検査を行った。

実際、銀行のカードローン残高急増と比例するように、16年の自己破産申請件数は6万4637件と13年ぶりに増えた。
自己破産は03年の24.2万件をピークに減り続けていた。
自己破産が減ったのは、消費者金融への規制強化の効果が出たからだ。
多重債務問題を受け改正貸金業法が06年に成立し、10年に完全施行された。
利息制限法の上限(20%)を超えるグレーゾーン金利が撤廃され、年収の3分の1超の貸し出しは原則禁止となった。
その結果、貸金業者の貸出残高は05年度末の17兆円超から、10年で4兆円台(15年度末)にまで減った。
それでも昨年自己破産が増加した理由として、日本弁護士連合会などは、銀行カードローンの過剰融資を指摘する。

●「サラ金地獄」から「銀行ローン地獄」に変わる

「多重債務の温床」という批判に対して、全国銀行協会(全銀協)は3月、厳格な審査など過剰な貸し付けに対する抑制策を発表。
それでもカードローンの貸出残高は増え続けたため、全銀協は加盟行のカードローンの融資残高を集計して毎月公表していく方針を打ち出した。

10月から、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行といった区分ごとの発表を始めた。
しかし、各行ごとのカードローン残高を公表するわけではなく、あくまで業態ごとの合計にすぎない。

では、銀行はどの程度のカードローン残高を抱えているのか。
クレジットカードや消費者金融クレジットカード専門誌「月刊消費者信用」(17年7月号)が17年3月末の銀行のカードローン残高を掲載している。

それによると、三井住友銀行6499億円、三菱東京UFJ銀行4352億円、楽天銀行3861億円、新生銀行2482億円など。
みずほ銀行は未公表で、地銀・第二地銀も非開示だ。
なお、14年3月末と比べて三井住友は1716億円、三菱東京UFJは1878億円増加した。楽天銀は1314億円増、新生銀は1294億円増だった。

「問題なのは、銀行が貸金業法の規制対象外で、いくらでも利用者に貸し出せるということ。
銀行のカードローンと消費者金融の貸付残高は12年3月末に逆転した。その後は銀行カードローンが急増し、消費者金融を引き離す。
17年3月末にはとうとう2倍強にまで広がった。このままだと、かつて『サラ金地獄』と呼ばれた多重債務問題が、今度は『銀行ローン地獄』にとって代わられる」(金融業界関係者)

http://news.livedoor.com/article/detail/13796159/
2017年10月25日 6時0分 ビジネスジャーナル

引用元: ・【社会】サラ金よりエゲツない「銀行ローン地獄」…多重債務者&自己破産者を量産、銀行は荒稼ぎ

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