1: 小豆大福 2017/10/04(水) 13:27:48.28 ID:CAP_USER9.net
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(CNN) ナチス・ドイツに占領されたオランダのアムステルダムで隠れ家にいたアンネ・フランクは、なぜ見つかってしまったのか――。

「アンネの日記」の作者を死に追いやったその経緯について、
米連邦捜査局(FBI)の元捜査員率いるチームが調査に乗り出した。

調査を率いるのはかつてFBIでコロンビアの麻薬犯罪組織を追っていたビンス・パンコーク氏。
未解決事件の捜査に関する手法や、この10年の間に開発されたデータ分析ソフトウェアを駆使して、
「誰がアンネ・フランクを裏切ったのか」という史上最大級の謎に挑む。

当時10代だったドイツ人少女のアンネは、父オットー・フランクが過去にオフィスとして
使っていたアムステルダム市内の建物の隠し部屋に潜んでいた。
フランク一家は別のユダヤ人の一家とともに2年以上も隠れていたが、
1944年8月、ドイツ秘密警察のゲシュタポに発見され、強制収容所に送られた。

アンネは第2次世界大戦が終結する直前、15歳の時にドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所で死亡。
生き残った父のオットーは1947年にアンネの日記を出版した。

オランダ警察は戦後、オットーの要請を受け、フランク一家を裏切った人物を突き止める捜査に着手した。
オットーは、倉庫の作業員が居所を明かしたのではないかと疑っていたが、捜査でも結論は出なかった。

アムステルダムのアンネ・フランク・ハウスは昨年、隠れ家は情報提供に基づいて捜索されたのではなく、
ゲシュタポによって偶然発見された可能性があるという調査結果を公表している。

これに対して今回の調査では、発見に至るまでの出来事を再現するとともに、
これまでにフランク一家を裏切った可能性が指摘されてきた「容疑者」30人全員について調査する。

アンネの日記や当時の記録からも情報を収集し、専用ソフトウェアでデータをスキャンして容疑者を絞り込む。
調査チームは捜査員のほかデータ分析やプロファイルの専門家、歴史家、犯罪学者などで構成。
一般からも情報を募り、俳優を使って過去の目撃証言や容疑者の発言を再現してもらう。

アンネ・フランク・ハウスの協力も得て、同プロジェクトは映像で記録され、クラウドファンディングを通じて資金集めを行う。
パンコーク氏はCNNに寄せた談話の中で、2005年にアムステルダムを訪れた際に、
「事件はまだ解決されていないと聞かされて驚いた」と動機を語っている。
同氏の父は第2時大戦に従軍し、強制収容所の解放にもかかわっていたという。

データ解析のためのソフトウェアは、人工知能(AI)を専門とするオランダのソフトウェア会社が提供する。
調査の進捗(しんちょく)状況についてはパンコーク氏がインターネットで報告する予定。
隠れ家にいたフランク一家が発見されてから75年目に当たる2019年8月4日までに成果の発表を目指す。

https://www.cnn.co.jp/fringe/35108278.html

アンネ・フランク
https://www.cnn.co.jp/storage/2017/10/04/ac0769f52f1d07ab388040fbdf837b3e/ann-frank-file.jpg

引用元: ・【国際】アンネ・フランクを裏切った人物は? 元FBIが捜査に着手

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